大雨警報の翌日の山の日、ぐずつき気味の天気を予想してたけど、
意外にも、青空ところどころに見えるうす曇で、チャンスを逃すわけには行かないと山歩きに出かけた。
出かけたのは霞露ヶ岳。
「海の日」に出かけたものの、三角点に,ご挨拶しそこねたのが、心残りだったんです。
それを
「山の日」は山田の山だ。とこじつけました。
まずは麓にある霞露獄神社拝殿にお参り。

賽銭箱が見当たらないと思ったら、ここではそのまま置くらしい。

おいらも見習い、重ねて置く。
そんなこんなで、漉磯海岸まで移動して、
海抜0mからスタート。

ちなみに海抜とは海面からの高さのことで、標高は東京湾の海面の平均の高さから割り出した高さのこと。
で、地形図でみると波打ち際の標高は約1.4mでありました。
まずは河口が無い川を見る

石の隙間を通って、海に注がれてます。
登山口から北の沢沿いに上がり、

渡河して、海沿いの尾根へ上がる。
九十九折ながら少し上がると、スタート地点が見えました。

登山道は九十九折ながら高度を稼ぎます。
それにしても、一度登ってるはずなのに、周りの景色がまったく記憶にありません。
どの程度上がってきたのか、コースのどのあたりなのか、わからず進みます。
湿度たっぷりな上に、風がほとんどなくて、汗が噴き出します。
ところどころ展望の見えるところで休憩しながら上へ・・・・
見覚えがあったのは、この木。

なんとなく「赤平金剛」の上あたりだった気がして、もうすぐこの上りも終わる・・・と思いました。
次の展望地で、その考えが吹っ飛びます。
下を覗くと、踏み外せば一気に数百m落ちる崖の上でしたが、

それよりあと100mぐらい上がらなくちゃいけない事がの方がショックで、しばらく動けませんでした。
さらに九十九折で高度を上げ、登山道が西にずっと伸び、木々の間から魹ヶ崎灯台がチラリと見えた時には、安堵感。

この時には、完全にバテていて、数mごとに一息ついてました。
前に登った時は、こんなに苦労したっけ?こんなにバテたっけ?
登山道の様子をすっかり忘れてるってことは、そんなに苦労しなかったのでは?やっぱり、若さが違うのか?
そんなことを自問自答しながら歩いてました。
大きく下るところで、先のピークが見えて

あそこが山頂だと張り切って、エッサホイサ。
ところがこれが偽ピーク。
いやいや、おいらが勝手に勘違いしただけと思いながらも精神的ダメージがありました。
フラフラと一旦下って、登り返して山頂到着。
早速、展望地に腰掛けて、展望昼食。

ゆっくりご飯を平らげて、もう少し休むかと思ったところへ、カップルが一組。
山頂を歩き回ってる様子なので、もしや食事の場所を探してるのかと閃いて、展望地を明け渡しました。
登頂記念を撮ってなかったと写真を撮って

身支度をして、参道側に下ります。
霞露獄神社奥宮にご挨拶して、

少し下って、参道を離れ薄い踏み跡の尾根を歩きます。
三角点は藪の中にありました。

無事に三角点タッチをしたら、参道へ下り、そのままエッサホイサ。
前回の海の日は、ほぼ休まず下ったのですが、この日は上りのダメージが大きく、
ヨタヨタ歩いては休みを繰り返し、ずっと長い道のりに感じました。
フラフラ歩いて潮風トレイルのカウンター前、覗き込んだら

カウンターは『8』になってました。
一ヶ月ほど前は『10』でしたから、何日か毎にリセットされるのでしょうか?
鳥居を越えたら、ショートカットコースが見え、おいらはこちらを選択。
まったく覚えがないのですが、この道しか漉磯に向かってる分岐がないので、
この道を一番最初の時に歩いたのでしょう。
記憶にあるのは、杉林の向こうに田んぼらしいところがあって
、
「冬だから、何かに囲われた耕作地か?」と歩いたような・・・
それを過ぎてしばらく行くと倒木だらけの林道になって、戻ることを考えたけど、だいぶ来ちゃってるしと進んだこと。
そして抜けると民家の庭先に出て、薪割りしてた人に道を聞いた事ぐらい。
その時に田んぼの脇を行けば道に出た。と言われて、あれは田んぼだったのか、と思ったような・・・
霞露ヶ岳の記憶といえば、山頂とこの倒木だらけの林道を歩いたうっすらとした記憶。
今回、登山道、参道とあるいたけど、ほぼ記憶に出てこなかった。
と、話がそれました。
林道を下りるとすぐに分岐。
林道はしっかりしてますが、分岐してる道は荒れてます。
でも、その先には、緑の平原が広がっていて、それが田んぼのように見えて、進んでみました。

実際は荒地の平原でしたが、何かの耕作地跡と思われ、微かに踏み跡。
やがて轍のある分岐に出て、

方向からいえば、行きたい道があるのはこっちだからと右手の道を進むと、田んぼで行き止まり。
回り込んで向こうにある道に出て、
(霞露ヶ岳方向に振り返って写してます)そのまま南に歩くと、すぐに道路でした。
もっと漉磯側に出ると予想してましたが、2kmぐらい離れた地点。
くたびれた足に舗装路はキツく、おまけに風が通らず蒸し暑い。
通りがかる車があれば、思い切って助けを求めようと思うぐらいバテ切ってるのだけど、
まったく車通りがなく、ところどころアスファルトに座り込んで休み、なんとかゴール

歩行記録

行動距離はだいたい7.55km、行動時間は、5時間とちょっと。
それにしても、最初に歩いた記憶がほとんどないとは・・・
前半の1.4kmほどで400m高度上げるということを覚えてないのは不思議である。
今回はこの時点でほぼ体力を使い果たしていた。
ということは最初に歩いた時は、体力が有り余っていたのか、苦労せずに登ったに違いない。
自分の書いた最初レポを読んでも、それほど苦労した様子が無い。
もはや、「あの頃は若かった」と、振り返る年齢になってしまったのか。
いや、たまたましばらく山歩きをしてなかったから調子が悪かった・・・・ と思いたい。
ガイドブックを読み返すと4時間ほどがコースタイム。
いつか仕切りなおして、コースタイムどおりにと、思う次第でありました。
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- 2020/08/12(水) 09:13:23|
- 霞露ヶ岳
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