明日で東日本大震災から6年になります。

高台に住宅が建ち始めてきてるのを見かけるようになりました。
津波被害に遭わない高台に造成されてます。

手前にあるのは、「東京大学 大気海洋研究所」の建物で、
遠くからでも3階付近まで津波の跡があるのがわかります。
そして被災にあった街は

更地が多く、工事車両が行き交っていて、生活の基盤がまだまだです。
日本全国を自転車で廻ってる日野正平さんが、被災地を走るとき、更地の中を走り回る大型ダンプを見て
「この風景を見慣れてはいけない」とつぶやいてました。
「この風景は非日常、非日常が日常になってはいけない」と深い言葉なんですが、
それを何気なくいってしまうのに感銘を受けたことがありました。
オリンピックが決まった頃、被災にあった人たちが自分の家のテレビで、日本の活躍を見て欲しいと
願ったのですが、現状を見ていると実現できるとは思えなくなってしまいます。
仮設住宅で暮らし、生活の基盤がまだない非日常を過ごしてる方が多くいらっしゃいます。
まだ被災地は
『日常を取り戻してない』んです。
東京ではオリンピックに向けてどんどん整備されてるようですが、こちらは一歩一歩。
あまりにもゆっくりで生活の基盤が整わず、人が少なくなってるという噂も聞こえてきます。
せっかく街ができても人がいなくなっては・・・・ と心配になってます。
去年は宮古・岩泉・久慈と北三陸に台風被害があって、これもまた甚大なものでした。
熊本や鳥取でも地震災害があって、多くの被害がありました。
自然災害が多い日本、その災害にすぐ対応・復旧のできる国作りが急務だと思うのだけど、
被害の視察に来たという政務官が長靴を忘れ、背負われて沢を渡らせてもらうという、
まるで物見遊山できたと思わせる体たらく。
おまけに
「おかげで政府がもつ長靴が整備された、長靴業界は儲かった」って不謹慎な発言。
こんな政務官を災害被害視察によこすなんて、国は本気で復旧・復興を考えてるのか疑問なところ。
あの日から6年を前にそんなこんなの想いを胸にしています。
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- 2017/03/10(金) 06:44:20|
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