連休の最終日、予報によると天気はぐずつくようなので、この日は家でゆっくりするつもりでしたが、
当日は青空スッキリの朝で、これは家にいるのはもったいないとばかしに、
近場の山に出かけたのでありました。
目指したのは建石山。
参考文献の「岩手の山150」によると、
「東北電力北上幹線の72番鉄塔のそばに登山口がある」と書いてありました。
そこで、高畑集落を目指していき、鉄塔の見える方向に行けばいいと、
昼食とお茶を持って、県道36号から高畑集落へと行ってみると、
これがまた鉄塔があちこちに見えて、どれを目指せばいいのかチンプンカンプン。
道筋にある東北電力の鉄塔案内板をみると、「早池峰幹線・宮古線」の表示は目にするものの
北上幹線の表示が見つからない。完全に下調べ不足であります。
そこでナビにある建石山近くを通ってる林道を探し、とにかく走ってみることにしました。
これがまたナビにはない作業道分岐があって、悩みながら走り、
建石山が近くなってきてるのに、出てくるのは早池峰幹線と宮古線の案内ばかり。
別な林道なのかと思っていたらグトリ沢源流部のヘアピン手前に71番・72番の案内板発見。

停車して確認するとピンクテープの目印がありました。
車を71番鉄塔に入る分岐の脇に停め、準備をして歩き始めます。
急傾斜を九十九折で高度をあげていきながら、本にこんなこと書いてあったっけ?
と、少し納得いかないまま、汗をかきかき72番鉄塔へ到着。
着いてから気がつきました。72番鉄塔には立派な作業道があって

そちらからのルートが書いてあったんですね。
建石山登山口は上の写真を撮っているあたり、文献のとおり、カーブにあるガードレールの切れ目でした。

踏み跡が続くだけかと思っていたら、作業道か何かだったらしく

意外としっかりとした道になってました。
道なりに歩いていくと、右手に岩が見えて、ああ、これが建石山の由来かと、
帰りに見ようとスルーパス。
道はピークの下側を通っていってるので、途中から尾根に上がると
そこにしっかりとした踏み跡があって、まもなく山頂到着。

刈払われてるし、踏み跡がしっかりしてるし、訪れる人が多いのかもしれないなぁ。
などと思いながら、昼食を取ります。
記念撮影をして

由来になってる石を見に行くんですが、尾根沿いにある踏み跡が気になります。
もどりながら次のピークまで行ってみると、そのまま西方向の尾根に続いてます。
気にしながら来た道に戻り、まずは建石の見物。

確かに石を3段積み重ねたように見えますねぇ。
と、由来に納得したところで、木々の間から踏み跡が続く尾根を眺めると、ちょうど71番鉄塔方向に下っていて、
「もしかして71番鉄塔からのルートでは?それなら、車までショートカットできる」
なんて邪な考えが浮かんできちゃって、尾根道に上がって進んでみます。
が、しっかり付いていた踏み跡は、ちょっと下がったところにある境界石から北方向に向かっていて
おいらの行こうとしてる尾根には古い踏み跡らしきものがあるだけ。
悩みましたが踏み跡があるようだからルートがある。ダメなら戻ればいい。
そう考えて下りはじめます。
多少の藪こぎしながら下っていき、所々に古い切り株もあって、人の踏み跡に間違いない。
おまけに木々の間からほぼ正面に71番鉄塔の頭部分が見える。
だいぶショートカットできるとほくそ笑んだのも束の間。
笹薮になったあたりで踏み跡をロスト。
それでも尾根伝いだろうと進むと笹薮が自分の背丈ほどになり、周りがみえません。
流石にこれはダメだろうと引き返そうとしたんですが、笹が上から覆いかぶさるようになってるので
上に行くにはかなりの抵抗があり、悪戦苦闘する割には上がれない。
下るには分けいることは簡単なので、こうなったら突っ切ると覚悟を決めて尾根を下りました。
かなり下ったところで杉林の上に出て、藪こぎするより、谷に降りたほうが楽だろうと
斜面を下って谷へ・・・

ここまで下りたら楽勝。
そのまま下りたら、駐車してる場所にドンピシャでした。

帰宅してから、国土地理院地図を確認すると、同じ林道のかなり手前にあった車止めのある作業道が

72番鉄塔に向かう作業道でした。脇に「バイク禁止」の表示有りです。
で、歩行ログ

行動時間は2時間ほど。距離は3.6kmでした。
ログを見ながら考えると、どうやら一本北側の尾根を下ると71番鉄塔に下りれそう。
もしや、あの北側に伸びてる踏み跡はそのルートなのでは・・・
そうするとミニ周回ルートがあるのではないかと。
近々確かめねば!!
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- 2014/05/09(金) 18:28:29|
- 建石山
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