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(-。-) ボソッ

日常をボソッとつぶやいてます。

後悔と教訓

この日13時40分頃、この案内板の前に座り込んで途方に暮れていた。
七折滝分岐
すでに歩き始めてから5時間ちょっと、この地点にいるのは、出かけるとき地形図を確認して、
遠回りだけど、ここからはなだらかな傾斜が続くと思っていたからだ。
上の分岐でどうしようか迷ったとき、ちょっと頑張れば、あとは距離があっても
膝にはこないから、楽かも。なんて考えた自分が恨めしい。
あのまま下ってれば、今頃は車にたどり着いたのかもしれない。
と考えると一瞬後悔が頭をよぎるが、今さらどうしようもない。

ここから登山口のある『岳』には、尾根を登る道。どうみてもかなりの登り。
『嫁ヶ渕』までは川沿いで下り道路に出て『岳』へですが、かなり遠回り。
ここまで疲労困憊してるおいら、右膝もそろそろ限界に近い。
覚悟を決めて、『岳』へと歩き始めました。

ここは鶏頭山の七折滝コース。
普段なら、そんなに苦労するコースではないはず。
こうなってしまったのは、自分の過信が招いた自業自得であります。

そもそもの始まりは、、
週末は晴れるという天気予報で、久々に高度感のある山へと行こうと思ってました。
が、月末の週とあって、残業の仕事が続き、準備もままならず、
おまけに朝早くから出かける予定が、疲れが溜まっていたのか起きられず、
いつもの時間に目覚めたのはいいものの、今一つ体がだるく、心のテンションもあがらず。
それでも、もうすぐ梅雨で入ってしまえば、なかなか山歩きできないだろうと考えて
去年、岩手山に登ったまましまいこんでいたザックに、コンビニで買った食料を詰めて
歩き始めたのは8時15分頃。
鶏頭山登山口
ザックを担いだ瞬間に、なんか重い・・・ と感じたもののそのまま歩き始めます。
今シーズンは里山歩きでは、飲み物とおにぎりが入るくらいのウェストバックか古いザック。
このザックを使うのは久々だから重く感じるのかな?とよいこらしょ。

トコトコと木漏れ日いっぱいの登山道を進んでいきます。
登山道
気持ちのいい登山道を歩いていきますが、水場・畳石とコースの名勝を過ぎていくにつれ、
肩に食い込むザックの重さは増すばかり。
重さが増すってのは自分の感覚なんですが、だんだん辛くなってきます。
「一旦戻り、このザックじゃなくて、軽い方のザックに変えてこようかな。」
と思い始めたんですが、その時にはコースの半分ほどの岩の間を抜ける地点。
もうかなり来てるし、いまさら・・・と思い、歩みを進めます。
そのうち段差を超えるたびに、ザックに振られて踏ん張ってる自分に気がつきます。
このところ里山ばかりだったから、体がなまってるのかなぁ。
ここでへばるとは・・・ 
もう少し行ったら、避難小屋だし、そこで休んでから、どうするか判断しょうとひと踏ん張り。

避難小屋
ようやく避難小屋に着いたものの、かなりの疲労度。
座り込んで、ザックを開けたら、この事態の原因判明。
買い物したコンビニ袋をそのまま中に入れたのですが、内側ポケットに一部が引っかかり
奥まで荷物が入ってませんでした。つまり重心が肩側の方にあったわけです。
適当に詰め込んだことを後悔しながら、重いものは腰側に詰め替えて背負うとやっぱりだいぶ違います。
買い物したペットボトル4本とおにぎり3個は、いつもと変わらない重量。
それが詰める場所でこんなに違うとは。身をもって体感しました。

一休みしながら、
「今日は調子が悪いからもう引き返そう」
「いや、ここまで来たからには鶏頭がもう少しだから・・・」

という気持ちが交差して、悩んだ末にザックの中身も詰替したし、
幾分披露も回復したしと、行くことに決意。

避難小屋からは笹薮のあいだの道。ところどころぬかるんで滑りやすい。
下を見ながら進んでいくと、突然、4~5m先の登山道脇の笹薮から
かなり大きな動物がザザザザーとかき分けて、谷側に降りる音がしました。
単独行の方が熊鈴を響かせて降りていた後でしたから、隠れてやり過ごして
ホッとしたところで、おいらが来たもんだから相当慌てたんでしょう。
熊?カモシカ?いずれにしてもいきなり出くわさなくて、良かったです。

ようやくニセ鶏頭の下、展望が広がるあたりに来た時は、肩がパンパンに張り、腰もつらく
回復した分の体力も残りわずかな状態。
ニセ鶏頭を望む
それでも、やっぱりピークを目の前にすれば、上に立ちたいと思うももので、
ニセ鶏頭までヨタヨタとあがります。

お地蔵さんにご挨拶して到着。
グルリと見渡せる展望はやっぱりいいもので、いくら見ていてもあきません。
ニセ鶏頭からの展望・西
若干霞んでますが、奥羽山脈の名だたる山々を一望できました。

ピークでゆっくり休んで体力は幾分回復したものの、ここから鶏頭山頂までは岩場のキツイ道。
往復することを考え、さらに下までと考えると、今日はそれだけの余裕がありません。
鶏頭山・早池峰山・薬師岳
左に見えるピークが鶏頭山ですが、もう戦意喪失、心が折れて撤退であります。
ちなみに早池峰と薬師岳の間に見えるピークは、天野山。
こんな感じで逆から見えるなら、bollardさんの言うとおり、
おいらの気になっていた山は、この天野山かも。

ゆっくり休んで七折滝への分岐まで戻ってきて、また悩みます。
七折滝分岐
このまま来た道か、それとも七折滝経由か・・・
幸いにも心配していた膝は大丈夫で、帰りはゆっくり降りればなんとかなると思ってました。
「鶏頭山頂まで行けなかったけど、七折滝はやっぱり見たい。
 勾配は急だけど、岩場がないはずだから、気をつけて降りれば膝は持つ。
 滝からはなだらかな道なはず。なにより時間はたっぷりある」

そんな考えが浮かび、七折ノ滝へ下り始めました。

笹薮の中の刈払われた道を下っていくのですが、ところどころ滑りやすく
意外と踏ん張って下りなければなりません。
慎重に下ってるので、膝は大丈夫でしたが、すぐに太ももがパンパン。
こっちへ下りてきたことを後悔しました。
かなりの勢いで疲労が増し、少し歩いてはザックを下ろして休みを繰り返して
ヨタヨタと下って行くと、大きな岩が立ちはだかってます。
岩を抜ける
間を通って抜けたら、さらに勾配が急になっていて、斜行気味に高度を下げていきます。
このあたりになって沢の音が聞こえてきて、「もうすぐ滝だ」と思いましたが、
音が聞こえるものの、一向に見えてきません。
もはや肩で息をするくらいになったあたりに、下に何やら建物の屋根。
最後はズルズルと落ちるように七折ノ滝到着。

七折ノ滝は見応え充分。
七折ノ滝まさにそのとおり滝が折れてました。
いやはや、すごい水量で飛び出してる様子は大迫力。
しばらくボーッと眺めてましたが、そうもしてられません。
川沿いの道をゆっくり下っていきます。
おいらの考えでは、ここからは多少のアップダウンはあるものの
おおむね緩やかなの道なはず。
あまり足に負担がかからないと思ってました。

が、トップにある通り、分岐まで来て愕然。
行きたい方向にあるのは急傾斜の上り道。
一方の道は川沿いで多少の段差が多い、遠回りの道。
しばらく座り込んで、覚悟を決めて、上りに取り掛かります。

40mほど急登をあがり、その後はなだらかな上り坂を
500m進んで、さらに40mほど高度を稼ぎ、ようやく下り。
もうこの頃にはだいぶヨロヨロ。
100mぐらい歩いては一休みを繰り返す状態。
なんとか林道に出て、自分の車が見えた時には
「もう歩かないで済む」と思ったものでした。

そして、入口にある「七折滝」の案内板を見て、
自分の考えの甘さにガックリ。
滝まで2.2Kmと表示があるじゃありませんか。
ニセ鶏頭の七折滝分岐の表示には「岳・2.5Km」
「七折滝・1.4Km」とありました。
そのまま下りれば、こんな思いをしなくて済んだのに・・・
大後悔!!

と、この日の教訓。
1、調子の悪い時は山歩きを控える。
2、ザックへの詰め込みはキチンとする。
3、知ってる山でも、知らないコースは下調べをしてから。


この日の記録、全行程6時間27分、8.4kmの歩行でした。
歩行ログ
参考までの歩行ログ。 ←よければクリックお願いします。
  1. 2013/06/07(金) 22:18:57|
  2. 鶏頭山
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岩手県中央部に生息中のタヌキです。
ブログに日々の事柄綴ってたら、
だんだん備忘録なりつつあります。

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