ここしばらくの天気予報で、週末に晴れマークが付いたのが久しぶり。
これはやっぱり山に行かなくては、と張り切って山行計画を考えた。
内陸の山は残雪たっぷりなので、雪が少ない沿岸の山に行って、
もしかすれば、春の花も見れるかもと、正月に登った綾里富士から大股山へ縦走することに決めた。
この日の朝起きると、雲が多い空だけど、春の日差したっぷり。
いそいそとザックを車に載せたら、すぐに出発。
途中のコンビニで昼食を仕入れてると、山ガールの格好をした方に遭遇。
思わず「どちらへ?」と声をかけそうになって、ナンパと間違えられるかと止めた。
やっぱりみんなこの天気を待ちかねていたんだなぁ、と実感。
日差したっぷりの車の中は、長袖一枚でも暖かく、窓を少し開けて車を走らせてましたが
遠野から住田へ抜ける道にきたら、道路の周りは雪景色。

路面も所々凍ってるなぁ、と思っていたら、ライトバンがスリップして道路脇に突っ込んでいた。
峠道はまだまだ油断ならないですね。
海側に出ると春の日差したっぷり。
綾里から山へと上がっていく道には、全く雪もなく、山の作業が始まってるらしく
道路脇には伐採した木が山積みされていた。
正月に来た時車で上がった作業道の分岐付近に (←クリックするとその時の記事に飛びます)車を停めて、舗装路を歩き出した。
ここから数百m先で崩落してて、車が通れないのがわかっていたからだ。
その舗装路にはオイルの跡が続いてました。もしかしてと思っていたらやっぱりそうでした。
崩落したところを車で乗り越えて、オイルパンに穴を空けたようで、そのあとがクッキリ残ってました。
やっぱり無理は禁物ですね。
その崩落地点から100mほど歩くと、舗装路が切れて、ピンクの目印がある登山口到着。

写真はいったん通り過ぎてから撮影。道路に黒い線が二本あるのがオイルの跡。
ここまで来て、オイル漏れに気がついて慌てて戻ったんでしょう。
ここは綾里富士の東側の尾根にあたります。
上がっていくと日差しがたっぷり差し込んでいて、見上げると青空。

どこかに春の花はないかと探しながら、のんびりと上がっていきました。
そうこうしてるうちにだんだん傾斜が急になってきて、直登するのが難しくなってきて
九十九折を重ねながら、高度を稼いでいきます。
この頃になると久々に背負ったザックの重さがかなりこたえます。
ふらついてバランスを崩すことが何度もありました。
ひいこら言いながら、ともかくピンクの目印通りに上がっていくと、
傾斜が緩やかになった見覚えのある尾根に到着。
写真は登ってから尾根の先方向を撮影。山頂の祠からピンクの目印を頼りに降りてくるとここに出ます。
ここからはどこに向かっても傾斜が急になってます。
前回はここで目印を見失い、まっすぐ下りたのですが、本来の登山道は左に下ります。
あとは尾根沿いに歩いて祠にご挨拶。
綾里富士の頂上で一休み。

日差したっぷりの山頂はポカポカで気持ちよく、ここでお昼寝して帰ろうかと思ったくらいでした。
記念撮影しようとして、木の上にある山頂プレートに気がつきました。
前に来た時あったっけ?と思いながら撮影。

一休みしたら大股山へ出発です。
稜線上を歩く道は踏み跡クッキリ。

これほどクッキリついてるのは、鹿さんも御用達だからのようです。
ところどころに落し物が・・・ (~_~;)
小さな上り下りを重ねながら高度が上がっていきます。
歩き易いので
大股歩きで大股山を目指します。
足の短いおいらは、これが意外と足にきました。
大股山山頂への最後の上りでヒィヒィいいながら、ようやく到着。

山頂は見晴らしがききませんが、今の時期は木々の間からそれなりの景色が楽しめました。
記念撮影をしたら、

早速昼食の準備。

ぽかぽかの日差しの中、のんびり食事をしてたのですが、日が陰ったら急に肌寒くなりました。
ダウンジャケットを着て、食後のコーヒーを楽しもうとしてたら、ちらりほらりと雪が・・・

ジャケットに付いた雪でわかるように、けっこう大粒。
ええっ!?と振り返ったら、西側から雪が迫って来てました。
慌てて片付けて、大急ぎで
大股山を大股歩きで下ります。
急激に気温が下がって、山は春山から一気に冬山に逆戻り。
手袋をしてなかった手はあっという間にかじかんでしまいました。
雪はだんだんと強くなっていく稜線上で、あることを思い出します。
前回はこの稜線上に途中から出て、綾里富士を目指したのですが、その時に途中から
急にピンクの目印が目に入ってきした。
ずっと付いているのを見落としていたと思っていたのですが、この時歩いていても見当たりません。
あれはもしかして、別の登山コースの目印だったのでは、と思いつきます。
ピンクの目印が最初に目に付いたところで、谷側の林を見ると、林の中にも続いてます。
やはりコースだったんだと、目印をたどりながら下ります。
すると、すぐに下の作業道に出ました。

風が吹き込んでこない分少しは楽だと、下ってる方向へと歩き始めたら、

急に日差しが戻ってきて、影がくっきり。
こんなにクルクル天気が変わるとは。
ぽかぽか陽気の中、のんびり下って行きました。
あんなに寒さに震えたのに、長袖一枚汗かきながら・・・
この作業道は思っていた通り、車を停めていたとこに出る作業道でした。
ショートカットした形で車に到着。

春山に登ったはずなのに、冬山も味わった山行になりました。
駐車地点は標高215mぐらいの場所。
10分ほど放送路を歩いて、約260m付近の登山口から登り始めて、40分程で綾里富士(479m)山頂到着。
そこから稜線沿いに歩いて、45分ぐらいで大股山(614m)山頂到着。
大股山山頂からは作業道経由で車まで1時間10分ほど。
全行程は3時間30分、歩行距離は6.90kmでした。
この日の歩行ログ。クリックで拡大できます。

盛岡までの帰り道、東北道で猛吹雪に出会う。

冬がいつまで居座るつもりなのだか・・・
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- 2012/04/08(日) 11:12:07|
- 大股山
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